ふたつの洗浄成分
カテゴリ:シャンプー&トリートメントパーマヘアカラー
今回のテーマは水分量をキープするためには
適度な油分が欠かせないというお話しです。
髪の構造はかっぱ巻きに似ているというお話しの中で、
ノリの部分(キューティクル)に適度な油分が
髪のうるおいには欠かせませんということを書きましたが、
シャンプー剤には、油分を取り除く洗浄成分(界面活性剤)が入っています。
高級アルコール系(石油系洗浄成分)を多く使用しているシャンプー剤では
必要以上に油分を取ってしまいますのでパサつきが出てしまいます。
メイクを落とす時にクレンジングした後、洗顔料が普通の石鹸だと
お顔がとてもつっぱって笑うことも出来ないくらいになりませんか!?
それと同じくらいシャンプー剤によって髪のコンディションは
大きく差が出ます!!
油分を取りすぎないことでギシギシすることもなく指通りもなめらかになり
髪が引っかかったりせず痛い思いをすることもありません。
じゃあ、どうやって見分ければいいのか!?
シャンプーのボトルの裏に書かれている成分表示に注目してみてください。
2001年の4月から全成分表示に変わりましたので、
(ちなみに、それ以前は厚生省が決めていた表示指定成分のみ記入されていました。)
とてもたくさんの成分が書かれていますが、
ラウリル硫酸ナトリウムとかラウレス硫酸ナトリウムなどと書かれているのは
高級アルコール系の洗浄成分の強いものということになります。
この対極にあるのが、アミノ酸系の界面活性剤でコカミドプロピルベタインなどで
とてもマイルドな洗浄力です。
シャンプーのボトルの裏をご覧になってください!
配合されているものの中でたくさん入っている順番に表記されています。
大抵、はじめは水と書かれていてその次に書かれているのが
そのシャンプーの特徴づけるものになります!
よく、ドラッグストアなどで1000cc¥1000くらいで
販売されているものの大半は高級アルコール系シャンプーです。
洗浄力が強くパサつきやすいためシリコンなどのコート剤などを使い、
風合いアップにシャカリキです。
たまに、ヘアマニキュアのような成分が入ったシャンプーもあり
カラーやパーマのムラの原因になっているものもあります。
髪がしなやかで潤いがあり、なおかつまとまりがあり扱いやすいのは
程よく水分量があり、その水分を逃がさないように
適度に油分がある状態をキープすることが
ヘアケアの基本です!!
キレイは一朝一夕で作られるものでは決してありません。